正社員の求人状況

現在の正社員の求人状況は決して豊富であるとは言えません。

厚生労働省が発表した平成21年6月の調査によれば、完全失業者は348万人でこれは前年から83万人も増えています。

また失業の理由は勤め先都合が62万人増加しているのに対して、自己都合による退職は4万人減少しています。

これでわかることは必至に元の職場にしがみつこうとする労働者と、リストラをしてでも正社員の数を減らしたいと、なりふりかまわずあがく企業の姿です。

またこの他の資料なども照らし合わせた結果、浮き上がってきた衝撃的な事実は、若年者の失業率がひじょうに高くなっているということです。

日本は過去に2度に渡るオイルショックをくぐり抜け、世界でも稀な堅牢な経済の力を誇示してきましたが、米国のサブプライムローンに端を発する世界同時不況や急速な円高などで、もはや逃げ場がないところまで追いつめられているといっても良いでしょう。

このような時代はさまざまな企業を淘汰します。

時代の変化に敏感に対応できないような企業や、あまりに内部構造が膨れ上がってしまい、方向転換もできないほどに巨大化した企業などは、やがて終焉の時を迎えるでしょう。

しかしここで何でも経済のせいにしてしまうのは大きな誤りです。

現にこの不況をエサとして成長拡大を続けてきた企業もたくさんあるからです。

こうした企業では盛んに求人情報雑誌などに正社員募集の広告を載せています。

もちろん狭き門ですが、これまで職種や待遇にひじょうに大きなこだわりを持っていた人の場合は、少し方向転換してみるだけで意外とすんなりと正社員になれる可能性もあります。

これだけ不況が続いている時代です。

これまで馴染みがなかったというだけで、食わず嫌いをしていた業種に思いきって飛び込んでみるというのも良い方法かも知れません。